その道のプロ✖マルチ・ポテンシャライトはいいコンビになる!

マルチ・ポテンシャライト

専門家やひとつのことを追求している、いわゆるその道のプロに憧れたことはありませんか?マルチ・ポテンシャライトなら特にその傾向が強いかもしれません。というのも、何度も何度もその道のプロの方から教わった経験があることが大きいかと思います。

プロの方から色々学んで、その知識に憧れる。私は何度も経験しました。

しかし、もしかしたらマルチ・ポテンシャライトが専門家に憧れると同様に、専門家はマルチ・ポテンシャライトに対して憧れてるかもしれません。対極的な立場だからこそ、お互い補い合えたり尊敬し合える立場だと感じます。
そんな対極する2つの性質があわされば、仕事などで大きな成果が得られるかもしれません!今回はそのことについてお書いていきます。

専門家✖マルチ・ポテンシャライトは最強

「心臓の手術をするならば、絶対に専門医にお願いしたい!でも、慢性的な健康問題の治療であれば、専門性はなくても、いかに全体が連携しあってるか理解してるお医者さんにお願いしたい。」エミリーさん(2018)が、自身の著書でこのようなことを書いておりました。これは本当に納得です。
以下私の体験談中心ですが、どうしてそう感じたか記しております。

【体験談】油絵教室にて

私が透明水彩にハマった頃、近くに油絵専門の先生が多く水彩専門の先生がおらず、見つかったとしても時間の都合が合わなかったりで巡り合うことが出来ませんでした。
有難く、油絵専門の先生でも水彩も教えられるよと言われたのですが、油絵の専門の先生であればその先生から油絵を教わりたいなと感じ、油絵教室に通い始めました。

油絵の先生は大変良い先生でしたが、今まで”油絵専門”でずっと描いてきたことから、油絵に対するアドバイスを大変細かく、そして多く指摘してくれました。初めての経験だったので、尚更様々なアドバイスをくれて凄くタメになりましたし、油絵の色の使い方など分かりました。
その油絵教室には他にも数人、先生の友人が出入りしてアドバイスをくださるのですが、その中のお一人が私の絵を見て「凄く性格が出てるね。これは○○とか○○とか、そういう場所に飾りたいなあ」と話してくれました(どこの場所か具体的に思い出せず○○としてます)。
今まで黙々と油絵を練習し、先生も一所懸命私の絵にアドバイスをくれ必死に1枚を描いている途中だったので「このような絵でもそういう場所があるの?!」と、驚きつつも、その方の褒め方といいますか、着眼点に嬉しくなりました。

新しい角度からポジティブな気持ちになれる感想を話してくれて、じわーっと心が嬉しくなったのを覚えています。

その方は大変多趣味な方で、自分が今まで行った国や経験した過去、職業経験から”あなたの絵はこんな感じで凄く良いね”といったアドバイスをくれる方で、色々な方へのアドバイスの言葉が、なるほどそういう見方もあるのかと思わせるような言い回しでした。

きっとこれは油絵専門の先生のみでしたら気付かなかった角度ですし、逆にアドバイスくださる方のみでしたら油絵に関する細かい専門知識は分からなかったと思います。そしてその油絵の先生とアドバイスをくださる方のお二人が、大変仲良しなんです。
その雰囲気がまた教室全体に伝わってきて、とても楽しい油絵教室でした。

つまり、専門家✖マルチ・ポテンシャライトは最強です!!
それに加え、お互いがお互いを尊敬しあえる関係性になりやすいと感じております。
マルチ・ポテンシャライトは専門家の知識を欲しますし、専門家はマルチ・ポテンシャライトのような新しい切り口を求めます。
良き仲間でありビジネスパートナーにもなれますので、1人で不可能なことは専門家とタッグを組んで更なる飛躍を求めてはどうでしょうか?

【体験談】パソコン講師補佐として

大学を卒業してすぐ、パソコンインストラクターの下で補佐をしたことがありました。その方はパソコンについて専門的で知識が深く、10人ほどの講習生の前で、パソコンの画面をプロジェクターでスクリーンに映しながら講義をしておりました。

私はというと趣味で勉強していた立場で、いわゆる専門的とはいえない程度の知識しか持ち合わせておりませんでしたので、後ろから皆さんのパソコンの画面を確認し、うまく出来ない人がいたらお手伝いする補佐として働いておりました。

登壇するほどの知識はありませんでしたが、講習生の方からパソコン以外の質問(どのように勉強すれば効率が良いか、参考書はどれが良いか等)に関しては、自分自身学んでいた立場ということからより詳しくアドバイスすることが出来ました。

また、これは私とその先生だけの話かもしれませんが、そのパソコンインストラクターの方は、自分が使うアプリやソフト(メールソフトや時間管理アプリ等)は、自分が一番使いやすいソフト1つをダウンロードして使用しておりました。
ですが私の場合は何でもダウンロードして(笑 もちろんその中にお気に入りでよく使うソフトやアプリもありますが)色々使っていたので、おすすめのアプリやソフトを質問された時に、その人にあいそうなソフトをいくつかチョイスしてアドバイスすることが出来ました。

専門的な知識はインストラクターの方にお任せし、少し専門から離れた分野では、マルチ・ポテンシャライトの発想や発言は役に立つのではないかなと思います。

私の場合は当時そこまで知識はなく補佐的な役割でしたが、もっと深く広く経験や知識をもったマルチ・ポテンシャライトが専門家と対等な立場で仕事をすると、より安定感を保ちながら、斬新なアイディアで次のステップへ繋がると感じています。

まとめ

今回は専門家とマルチ・ポテンシャライトの関係についてお話しました。
互いに尊敬し合えるパートナーとなりやすい関係性ですし、既に身近にいる方も多いと思います。マルチ・ポテンシャライトは専門家の方とお話するのが好きですし、専門家も自分の知識を発揮できて嬉しいですし、自然と惹かれ合う関係性のような気もします。
もしかしたら身近にいるあの人とタッグを組んで大きいプロジェクトを計画出来るかもしれません。
これから出会う方のためにも、専門家✖マルチ・ポテンシャライト=最強を頭の片隅において生活すると思わぬところにチャンスが拡がっているのです。

参考文献
著者名:エミリー・ワプニック 翻訳者名:長澤 あかね【マルチ・ポテンシャライト 好きなことを次々と仕事にして、一生食っていく方法】株式会社PHP研究所,2018年

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